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[家づくり実例]

余白、余裕、余韻。「ある」ことが贅沢だと考えがちだが、「ない」ことの方がよっぽど豊かで自由なのではないか。E邸には自分たちの「モノサシ」で生きる、そんな潔さを宿している。まず玄関の扉を開けて驚く。いわゆる玄関ホールがなく、キッチンまで続く通り土間が玄関とリビングを分けるやわらかな境目に。廊下のような部屋のようなあいまいな空間は、一家のライブラリーであり、ご主人の趣味の道具が並ぶ見せる収納であり、子どもたちの遊び場でもある。まさに変幻自在だ。こうした空間の想像力を高めてくれる工夫は2階にも。Eさんご夫婦には3人の子どもがいるが、それぞれの個室は今のところない。あるのはセカンドリビングのような広いスペースと夫婦の寝室だけ。「子どもたちはいつか巣立っていく。夫婦2人になったときにその空間を持て余してしまうでしょ」。だったら、初めから個室は極力減らしておこうというのがご主人の考えだ。ただし「自分の部屋がほしい」と言われたときのことを考え、将来は壁で仕切れるような手はずもしっかり整えてある。部屋の用途まで決まっている家は、親切なようでちょっと窮屈。家族の成長と暮らしの変化にフレキシブルに対応する、作り込みすぎない余白こそが、日々の暮らしに余裕と余韻を生むのだろう。「5年後にまた来てください」。そのときは今よりもっと、かっこよくなっているに違いない。

構造:*****

規模:***坪

敷地:***坪

外装:***

内装:***

備考:***

Photo : Takuya Miyamoto (BrightOn Fotography)
 

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