Category: Private house
Architect: Murayama
Date: July, 2021
Location: Isahaya city, NAGASAKI
目に見えない快適さまでデザイン
家族との時間を育むゆったり平屋
居心地のよさって何だろう。そのヒントがY邸にはたくさん隠れている。
南向きの日当たりのいい場所にリビングをレイアウトして陽だまりのような空間に。
さらに天井高を上げ、縦方向にスペースを確保することで開放感を演出している。
晴れの日も雨の日も、夕暮れ時も。窓がフレームとなって移りゆく景色を切り取り、その美しさに思わず見とれてしまう。
「家族みんなが一緒に過ごすリビングを広く」。
そのリクエストを可能にしているのがムラヤマの真骨頂である造作家具だ。
テレビボードは収納する物の奥行きや幅などを計算して設計。畳スペースは一段高くした小上がりにすることでソファのように腰かけられ、畳下にはたっぷり収納できるスペースが生まれた。
ほかにもルンバの基地やiPadの充電コーナーなど、生活感を出さない工夫があちこちに。物の居場所を決めることで、すっきりとした暮らしをかなえている。
「見渡せること」と「見せないこと」。
家族が集まるLDKと、寝室や子ども部屋といった個室もしっかり分けて。パブリックとプライベートのゾーニングも家づくりには欠かせない視点だ。
Y邸の心地よさの正体はデザインだけにあらず。
床下エアコンで調整した暖気・冷気を、ルーバーから送ることで家全体の空気を自然に循環。床下からの輻射熱で暖めるため、不快な風が当たることなく家族の時間を優しく包みこむ。
南側にハイサイドライトを設置。高い位置から光を取り入れることで、部屋の奥まで光を届けることができる

白を基調としたシンプルなルックスの平屋。三角と四角というユニークな組み合わせで遊び心のある外観に

エントランス|玄関から入ってすぐの場所に手洗い場をレイアウト。ピンクなど淡いトーンでまとめてやわらかな雰囲気に

キッチン|タイル使いと造作家具が印象的なキッチン

LDK|子どもたちの様子をしっかり見渡せるようリクエストしたLDK

リビング|畳スペースの掘りごたつカウンターやキッチンのバーカウンターなど、ワークスペースとして使える場所も確保

床下エアコン|インテリアとしてなじむよう、床下エアコンのカバーも造作して収納スペースに納めて

構造:*****
建築面積:**坪
敷地:***坪
外装:塗材:*****
内装:**********
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